10日間のプログラムが終わった後の開放感の半端なさ
味わったことのない開放感
基本的に10日間一緒の場所で寝泊りをして目線は合わせることはないものの、毎日皆瞑想ルームや食事をする場所で会うわけです。
なので顔見知りといえば顔見知り。
ですが一切会話をすることがないわけで、気になる人や目立つ人がいてもどのような人かは全くわからないわけです。
会話をしないと勝手に人を判断する
正直なことを言えば、なんとなく気が合わなそうな人を見ると「あの人は性格悪そうだな」とか「この人とは合わなそう」と多くの人が思っていると思います。
なぜなら皆会話ができないために他人の印象はあまりよくないのです。
しかし、プログラムが終わってみるとそこは同じ苦行をやり通した者通し。爆発したかのように一気に話に花が咲き始めます。
この経験をした人には経験をした人にしかわからない一体感があるのです。
これを味わうだけでもここにくる価値はあるでしょう。
気がつけば忍耐力が付いている
忍耐力は目に見える者ではありませんが、やはりこれだけのことを経験すると忍耐力は確実につくでしょう。
僕自身も正直10日間やり通すことができるのかどうか不安はありました。
なぜなら未知の境地ですから。
しかし終わって言えることは「忍耐力が付いた」と言えますね。
そして嬉しいことにこのプログラムを経験したことによって、毎日瞑想を行うというルーティンが付いたことがよかったです。
毎日朝と夜に瞑想を必ず行う日常になりました。
海外ではどんな感じ?
このヴィパッサナー瞑想センターは日本のみならず多くの国にあることが知られています。
自身で海外の瞑想センターでヴィパッサナーを体験したことはありませんが以下、海外で経験した知人の話をまとめましたので参考にしてみてください。
衛生面
京都に来る外国人の大半は「日本での瞑想センターは綺麗だと聞いてきた」という情報を持っています。
基本ボランティアで成り立っている瞑想センターですが、聞くところによると海外のセンターは日本ほどの綺麗さがないと聞いています。
ですので日本の瞑想センターは人気があり集中して瞑想に打ち込めるというメリットがあるのかもしれません。
また小さいですがバスタブなどがある施設もおそらく国外のセンターではない事でしょう。
食事
やはり10日間の瞑想ですので、ものすごくストイックに行いたい方は別かもしれませんが食事が唯一の楽しみでもあります。
国や場所にもよるのかもしれませんが、日本のセンターの食事は美味しいと評判のようです。
また衛生面に関しても東南アジアのセンターですと、人によってはちょっと気が引けたり、食事が合わなかったりとあるようです。
そういった部分でも海外のセンターを経験してみたいという人は楽しめるかもしれませんが、ダメな人はダメということもあるでしょう。
規律がラフ
日本ほど規律が守られていないことが多く、国やセンターによっては「みんな普通に喋っている」ということも耳にしました。
これらの規律が厳しく感じ、瞑想に一歩踏み出せない人は海外の規律のゆるいところで始めるのも一つの手かもしれません。
但し、これらの規律がラフなこともあり海外のセンターでは瞑想をしたくないという人もいます。
瞑想時間以外はせめてリラックスして生活したい人にとってはおすすめかもしれません。
瞑想は危険ではないが・・・
日本人は目に見えないものを疑う傾向が特に強い人種であります。
宗教などもそうですが、これは日本人独特の性質というか国民性のでしょう。様々な国を訪れて実感する日本の一つの傾向ですね。
心を落ちつけたり、リラックスを味わうことに何の危険が存在するというのでしょうか?
体の筋肉をほぐすストレッチを行うように、瞑想で心のストレッチを行うことに何の危険があるというのか。。
個人的に人生の好転が現れている僕は瞑想センターに行かずとも、是非とも家で日々の瞑想を習慣化させることをおすすめします。
最終日には最終日の瞑想を受けなければ危険
実は京都ヴィパッサナー瞑想では最終日に必ず受けなければいけない瞑想があります。
この瞑想を受けずに一般社会に戻ることは危険だそうです。
最終日の午前中なのですがこの瞑想法を受けて晴れて一般社会へ戻ることが良しとされるのです。
正直なところ何が他の瞑想と違ったのかという具体的な内容は説明として難しいのですが、とてもわかりやす表現で言うならば
「催眠状態にかかっていたマインドを解く」
そのような感じとでも言えばいいのでしょうか。
この表現ですと誤解を生む表現になるかもしれませんが、他に表現方法が見当たりません。
また、こちらでも言われることではありますが、
色々な瞑想法を混ぜるのは危険
というお話もされています。
世の中には様々な瞑想法が存在しています。
それらをごちゃ混ぜにして独自の瞑想法を作るというのは良くないそうです。
そういったことにもならないようにこのようにしっかりとした施設で瞑想法を学ぶことをおすすめします。
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