ニュージランドオープン2019バドミントン日本代表男子ダブルから考えるバド

大会レビュー

遠藤・渡辺ペア VS ソノカムペア

今回は男子ダブルスのみレビューさせてもらいますね。

こちらの動画は海外のサイトから拾ってきました。

結果から言うと、勝ったのは遠藤・渡辺ペア。

前回のアジア大会に引き続き、状態が良いのでしょうか。

ここ最近では彼らの方が成績や勝率も上回っている印象です。

昨年の世界選手権後に男子ダブルスもこのようなレビューを書いていたので、興味がある人はこちらも参照にしながら今後の男子ダブルスを見てください。

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自分でも色々読み返してみたのですが、この時にレビューしていたのがソノカムの年齢が高くなってきていることでした。

スポーツは年齢ではない。それはもちろん分かっているのですが、僕が個人的に不利だなと思っていたのは遠征の疲労についてです。

 

海外遠征の厳しさ

先日のアジア大会が終わってすぐにニュージランドオープン。

おそらく中国でアジア大会を終えてそのままニュージランドに飛んだのでしょう。

これからオリンピックに向けて海外ポイントを獲得するのに、色々飛び回るのでしょうが、これらの移動は本当に辛い。

特に年齢が上がれば上がるほど、移動の疲労は抜けにくくなっていると思います。

日本を代表するアスリートですし、体力はあるとは思いますが、移動の疲れやそれらの蓄積は意外にも影響を及ぼすものです。

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普段は日本代表の遠征メンバーはどのような航空チケットで移動しているのか分かりませんが、このような移動は本当に辛いですよ。

まあ帰国なのでおそらくこのようなルートになっているのだとは思いますが、普段から格安航空券での移動ばかりですと、身体的疲労はかなりのもの。

これに関しては長く旅をしていたTABIMINTON目線からの日本代表の遠征疲労を考えてみました。

今後もバドミントンの日本代表の結果だけを見るのではなく、その前にどこの国にいたのか、そこからの移動時間や時差なども考えて見てみると、試合だけではない背景も見えるでしょう。

 

試合について

個人的な目線かもしれませんが、渡辺選手のダブルスのセンスはやはり光りますよね。

滞空時間の長いジャンプスマッシュや簡単にシャトルを上げずに沈める技術が高い。

オリンピックに向けてもそうですが、その後も味のあるダブルス選手になっていくのではないでしょうか。

こうして見ると意外にもなで肩の選手だったんですね。

他の三人が「ズドン」と言う感じのスマッシュに対し、キレのあるスマッシュを打つ選手に見えます。

背の低さをジャンプスマッシュで補っています。

ハーフにくるシャトルに対して柔らかい返しができるのも特徴的かもしれません。

おそらくポイントはラケットグリップを短く持つ選手だからなのではないでしょうか。

なのでレシーブも素早いラケットワークで返球できる選手です。

 

遠藤・渡辺ペア結果は準優勝

アジア大会で優勝しそのままの調子で決勝まで来ましたが、結果は準優勝。

なかなか全ての大会で優勝するのは簡単ではないでしょうが、厳しい日程の中で好成績を続けているのではないでしょうか。

さてちょっとこちらの動画を見てください。

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こちらの動画で見てもらいたいのは、インドネシアの相手選手がロングサーブを放った後にトップアンドバックの形になっているところ。

これはセオリーなのか、どうなのか僕自身も昔よく考えたものです。

僕の個人的なイメージだと、このような形は国内だと関西や近畿、四国の選手に多かったなと。

そこそこの教えや、時にはその時の試合の流れや感でこの形になっているのかもしれませんし、これがいいものなのかどうか。

ちょっと考えてみてください。

 

リターンはセンター

このロングサーブに対して渡辺選手のリターンはセンターへややドライブ気味のスマッシュ。

ロングサーブに対してワンテンポ遅れたのでこれが精一杯の返しですね。

でもこれのロングサーブに対してうまく反応できたならサイドにスマッシュを打てばおそらくエース。

中学生や高校生で試合中に相手がロングサーブ後もトップアンドバックの形をとる対戦相手なら、パートナー同士で先に取り決めてもいいかもしれません。

「ロングサーブが来たらサイドにスマッシュな」と。

そうすると後ろの選手は大概ノータッチになりますから。

しかしこの形をとる相手に対してサーブリターンのドロップはNGですよ。

 

レシーブの切り返し

こちらの動画。

5球目の渡辺選手のスマッシュレシーブのクロスへの切り返しを見てください。

ラケットヘッドが立ったままクロスへ切り返すことができています。

これもグリップを短く持つ選手だからできる技の一つ。

これはグリップを長く持つ選手ならできないリターンです。

ラケットグリップを長く持つとダブルスに向かないのはこういうところです。

ただダブルスに向かないというだけで、ダブルスができないというわけではありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか、今回の男子ダブルスから見るダブルスの考え方と日本代表の遠征の見方。

今後も独自目線で、遠征ルートなどを見ながら疲労について考えたりその国の事情での様々なストレスなどTABIMINTON目線でのレビューを作成していきます。

それではまた!

以前のレビュー記事↓

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