アディオスサンクリ
朝晩の冷え込みは結局最後の日まで寒いものは寒く、それを除けばとても生活のしやすいサンクリ。
サルモネラ菌がちょっと怖いけど、物価も安く生活のしやすい町でした。
メキシコの中でも標高が2200mと高くメキシコの気候を勘違いしそうな町ですが、基本的にメキシコは今は暑いところばかり。
朝晩にこんな格好をしているのはメキシコの中でもサンクリだけかも。
まあ特別寒がりというのもあるけれど。
朝起きたら家の周りがすっかり霧という名の雲に包まれていることもしばしば。
寒いながらも雲の中に包まれる町を朝から見ているのも幻想的で好きでしたけどね。
これでも晴れの日は日中は結構暑いんですよ。
貫けなかった自分らしさ
いつもサンクリのスーパーで目にしていたメキシコのとんでもないケミカル色全開のケーキ。
年々人工甘味料は口にする機会が減ってきているんですが、いつの日か挑戦してやろうと考えてました。
あまりにも食べ物と思えないくらいの眩い蛍光色を放つメキシコのケーキ。
このケーキを嬉しそうに買っていくマヤ族を見ていて尊敬すらしそうになりました。
目標はまるでカリブ海のような綺麗なブルーケーキを食べることだったのですが、どうにもこうにもトングを掴む手が青いケーキを取ってくれず妥協して白のケーキ。
もっと自分の意思を強く持たなきゃいけないのはこういうとこなんですよね。
発送完了
買い付けなどもあったため荷物の量が悲鳴をあげるほどになってきたので、今回は一旦荷物を日本に発送することに。
サンクリにある郵便局からの発送です。
約9kgで12000円くらいだったでしょうか。
外国人では超がつくほど当たり前の不機嫌プラス無愛想なご婦人がしっかりと僕の荷物を発送してくれます。
頼むぜアミーガ。(男性はアミーゴ。女性はアミーガ)
不機嫌だろうが何だろうが届けてくれれば問題ない。
この世界観
サンクリで特に好きだったのが、町の全てがアートだったこと。
マヤ族の生活の中に自然に溶け込んでいるグラフティアート。
そしてそのグラフティの世界観が特に好きでした。
なぜマヤ族の生活空間にこのような世界観が存在しているのか。
何をどう感じて、何と繋がりこの作品を作り上げているのか。
これを見て育つ子供の世界観はどのような世界観か。
毎日散歩しながらそんなことを考えては、雲の中に存在する小さな町を楽しんでいました。
さてこれらの作品はどこからこのアイディアになると思いますか?
ジャングルの町パレンケ
日本で言うところの高速バスに乗って8時間。料金は約2000円。
もしくは乗用車の乗合タクシーで次の町に行き、更に乗り換えをして約5時間。料金は約1000円。
無駄に天秤にかけづらい二択の交通事情から、僕は後者を選択してタクシーで。
やってきたのはパレンケ遺跡というマヤ文明の世界遺産遺跡がある町パレンケ。
一気に標高が下がり、熱帯雨林のこの町は蒸し暑さが尋常ではないレベル。
なんか地上の町に戻ってきたって感じですね。今まで天空生活してたみたい。
久々のホテル生活
久々と言っても数ヶ月ぶりなんであれですが、久しぶりのホテル生活になると「あ、旅してる」と少し実感します。
考えてみると中学生の頃から遠征が多かった僕はかなりの宿に泊まってるかもしれませんね。
海はないけど久々の蒸し暑さに南国感のある町に一気にワープ。
事前に3泊予約していたんですが、想像以上の蒸し暑さに2泊に変更して明日遺跡を見た後に北に向かいます。
遺跡以外は特に何もない町ですしね。
まとめ
4カ国目の移住生活を終えてちょっとばかしメキシコ旅行を挟んで最後の買い付けの町に向かいます。
平日は毎日通っていたボクシングジムのみんなも最後に記念撮影をしてくれました。
僕の“最後の記念に”と言ってくれたのにまさかの主役が端っこに配置されるというブログのオチ用の写真を取ってくれたジムのみんなには本当に感謝です。
僕も想像以上にガチでトレーニングをやっている自分を見て“一体自分はどこに向かっているのか”と心配になるほどでした。
37歳。魚座。趣味は囲碁。
今年は本気出しますよ。
多分。
アディオース!