がら空きだったポジションを勝手にGET
現在実家のある北海道に戻りテレビのある生活をしていてBSでバドミントンの世界選手権をやっているのを見て気がつきました。
「あれ?俺、ブログ持ってるし、自分のブログで勝手に薄口評論しちゃってもいいんじゃね?」って。
はい。ってゆーことで「バドミントン薄口評論家」の空いている席、俺が勝手にやらせてもらいます。
バドミントンネパール代表のコーチやってたけど、代表チームのコーチって聞こえはいいけどネパールってすげー微妙な国じゃない?
全日本総合も出場したけど、実業団でプレーしてないじゃん?
という絶妙に強かったのか強くなかったのか分からない、ポジションを上手く活かします。
因みに薄口政治評論家の杉村太蔵氏とは同郷で家もまあまあ近い。
どうなってんねん、俺の地元。これじゃあ薄口評論家産出地区じゃねぇかよ。カオスだなカオス。
まあいいや。どんどん行くぜ。
女子シングルス
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— BWF (@bwfmedia) August 3, 2018
奥原選手
前回覇者の奥原選手はベスト8で敗退したようですね。
プレー自体は見ていないのですが、ここ近年は怪我と付き合いながら東京オリンピックでの優勝を目指しているようです。
この怪我がオリンピックまで様々な面で影響し足を引っ張るかもしれませんし、逆に怪我のおかげでさらなる成長ができるかもしれません。
こればかりは競技生活が終わった後に振り返ることとなるでしょう。
またスポーツで一番難しいことは「勝ち続けること」です。
今回はベスト8での敗退となりましたが、連覇は本当に簡単ではありません。
まだ若いのと、一度世界の頂点に立っているのでその経験を活かしてオリンピックに向けてさらなるレベルアップができると良いですね。
山口選手
ベスト4でインドのプサルラ選手に負けてしましました。この試合はライブで拝見していたので適当に総評しましょう。
余談ですが今年の春にたまたま山口選手の母校の先輩と食事する機会がありちょっと彼女の話をしました。
僕が不思議だったは、彼女の出身校がバドミントン自体それほど全国では強豪校でないのにも関わらず彼女のような選手が出てきたことだったのです。
その理由を聞くと「彼女が入学する前から育成プランと環境を整えていたから」ということを聞きました。
男子選手を彼女の練習相手としてすでに整えて彼女を日本のエースにするという将来を見据えたプランを持っていたということですね。素晴らしい。
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— BWF (@bwfmedia) August 4, 2018
第一ゲーム
このゲームで試合が決まったのは12ー12の時に絶好のチャンスを簡単にミスした時にこのゲームは決まりましたね。
ある程度バドミントンをやっていると同じミスでも、そのゲームを左右するミスとそうでないミスとが感覚でわかるようになります。
この時のイージーミスは、残念なことにゲームを左右するミスでした。こういうミスをすると一気に流れが傾くんですね。
これはおそらくプレーしている選手よりもコート外から見る監督、コーチの方が感じ取りやすいでしょう。
実力としては互いにほぼ同じ実力ではあるのですが、このレベルになってくると勝負の流れをどちらが先に掴むかが勝敗を分けてきますね。
第二ゲーム
最大のミスは21−21の時だったかな?ありえないようなサーブミスを山口選手がしました。
彼女おそらく天然なところがあるのでしょうね。この緊迫した場面で笑っちゃうようなサーブミスをして彼女自身もはにかみ笑いしてましたから。
それ見て俺も爆笑、みたいな。
もったいなかった。でもこのような簡単なミスを2回もしてしまっては流石にこのレベルで勝ち上がるのは至難でしたね。
どんなスポーツも結局ミスをしなければ勝つことはできるのですが、それができないのもまたスポーツですね。
彼女が強い理由
まあ世界選手権でベスト4なので当たり前のように全てのレベルが高いのですが、個人的に一つあげるならリストの強さかな。
彼女の場合リストが強いというかリストにパンチ力がありますね。特にフォア奥からクロス奥に返す時の一瞬のパンチ力は女子選手ではあまりいないタイプ。
一方対戦相手だったインドの選手はハイバックのリストの使い方とリストの強さが目立つ選手でしたね。
ただラウンドで打つ時の入り方と打ち方が汚いのが多少気になる。
手足が長いとあそこのフォームは汚く見えちゃうのかな?と、いうことは僕が選手やっていた時もあんな感じで汚かったのかな?
まあいいや。
ヘアピンが柔らかい
特にフォア前でのヘアピンの落とし方が柔らかい。一つは手首の使い方。あとは彼女自身ヘアピンのコントロールに結構自信を持っているのではないでしょうかね?
ジュニアが学ぶべきショットは、自陣コートのサービスラインに来たショットを相手コートのネット際すれすれに山なりでヘアピンを落とすところですかね。
あれは思っているほど簡単じゃない。練習を何度重ねてもできない人はできない。
でも彼女の試合を見ていると、相当高い確率で見事なヘアピンを返してました。手首の使い方、好きですね。
男子シングルス
日本でもかなり大きなニュースとなりましたね。
日本男子選手は桃田選手、西本選手、常山選手がエントリーしていたのでしょうか。
実際に見ていた試合は桃田選手の準決勝と、決勝戦を見ていたので彼を中心に総評していきますね。
TOTAL BWF WORLD CHAMPIONSHIPS 2018 – MEN’S SINGLES WINNER
Kento Momota (JAP) beat Shi Yuqi (CHN) 21-11 21-13
Photo Credit: BadmintonPhoto#TOTALBADMINTON #TOTALBWFWC2018 pic.twitter.com/j5wLyWxRxi
— BWF (@bwfmedia) August 5, 2018
桃田選手
一言で言うなら「完璧」
準決勝、決勝とテレビで見てプレーの安定感が頭二つほど抜けていますね。
技術面を抜かして評価が高いところは「これだけの注目度と完全アウェーの中での完璧な試合展開」をしたところでしょう。
注目度が高い中で結果を出すのは本当に至難。スポーツ選手にとって「勝つだろう」と思われてる試合ほど難しいものはないと思います。
プレーの引き出し自体もいくつか持っている中で、他の引き出しを開けることなくの勝ち方です。おそらく誰しもがやりたがらないほどの相手でしょうね。
それほどのプレーパフォーマンスを見せてくれました。
技術的に優れているところ
彼ももちろん全てにおいて完璧に近いプレーなのですが、僕個人としては我慢強さとミスの少なさを上げておきたいかな。
一つ一つのショットレベルは高いのはもちろんですが、これだけミスをしない試合ができるのは全ての選手のお手本でしょうね。
それで持って我慢比べを好んで仕掛ける。以前の試合をそんなに見ているわけではありませんが、ここ1年ほどでプレースタイルを変えた。と、言うかプレーのオプションを増やした印象です。
今回の試合はディフェンスのみで完全に優勝した感じですね。
決勝の相手の中国選手は全く攻略できずに試合が終わりました。
点数以上の実力差がありましたね。
※追記 その後テレビニュースで「腹筋の怪我でスマッシュが打てなかった」と話していましたね。怪我の巧妙で新しいスタイルでの勝ち方を覚えたようです。
独自目線より
僕自身海外に長く滞在することも多々ありますし、そんな経験も踏まえて言うなら、海外で生活をしながら試合をするということはテレビでは伝わらない“ストレス”ってあると思うんですよ。
特に今回大会のあった南京では日本人に対しての風当たりが多少色濃い地域であったのではないかと思います。
試合会場自体はバドミントンファンが集まるので良い雰囲気でも、その雰囲気と外の雰囲気が同じとは限りません。
あくまで憶測でしかありませんが、チームから外出による制限もあったかもしれませんし、場所が場所なだけに他の国で試合をするのとは違う空気感もあったかもしれません。
そういった試合以外の行動を想像すると条件が厳しい中での優勝は評価がものすごくできる優勝とも感じます。
TOTAL BWF World Championships 2018 | Badminton MS – F – Highlights #TOTALBADMINTON #TOTALBWFWC2018 pic.twitter.com/e9DKZpqD9m
— BWF (@bwfmedia) August 5, 2018
日本男子シングルス
シングルスに限らず男子選手は、僕らが選手だった時代から世界の壁が高すぎてこんなに早く男子シングスルスで日本人が優勝するとは驚きですね。
コーチに付いている中西さんとは世代的に同じなのですが、全く世界に歯が立たない時代を戦ってきた選手だったので、中西さんとしてもとても感慨深いものがあるのではないでしょうか。
また見えない功績ですが、現北都銀行監督の佐々木君の築き上げてきた歴史も彼の優勝に繋がっていると思います。
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