いよいよ始まった戦い
さて僕以外待ちに待っていない全ネパ選手権がいよいよ始まりました。
本日より5日間に渡って熱いようで熱くないネパールでビックなバドミントンの大会が始まったわけです。
どうですかこのビックな大会にふさわしい綺麗な環境。
普段の練習環境より大きく変わってこちらも一安心です。
大会初日のプログラムは女子シングルス1開戦、ミックスダブルス1開戦、そして男子シングルス1開戦となっています。
午前中に女子シングルスが行われました。
驚きのスケジュール
まだまだ常識観念にとらわれて生きている僕は面白くない人間ですね。
「今日は1時45分より開会式とカンファレンスがあるからそれに一緒に行こう」とバドミントン協会の人に言われました。
午前中に女子の試合をして、それから休憩を挟んで開会式とカンファレンスを行うというスケジュールなのです。
日本ですと、基本的にそんなスケジュールはありませんよね?!
まあびっくりしましたよ。
がっつり遅刻
協会の人が迎えに来てくれたのに、がっつり遅刻して開会式中に登壇。
しかも想像以上に緊張感たっぷりの開会式。
到着してこの来賓席に僕らは座るわけです。
会場はAPFの会場といって、警察と軍隊の間の行政がある所の敷地の体育館を使用。
基本的にネパールは軍隊や警察そしてこのAPFという組織に様々なスポーツ選手が所属している感じです。
北朝鮮のような感じでしょうか。
このようにAPFのお偉いさん達の後ろに座って開会式を迎えたわけです。
メディアの注目度も高い
まあもちろんネパールで最高峰の大会なのでメディアの注目度も高いです。
おそらく大体のネパールのメディアが来ていたのではないでしょうか。
彼らが撮影しているのはネパールの偉い人の話ですね。誰か知らないけど。
そして僕の前にもAPFの一番偉い人が座っていたので常に撮影をされている感じ。
もっと選手を撮影して彼らの注目度をあげて欲しいところではあるのですが。
そうすれば相対的にモチベーションも上がるだろうし、レベルアップもしてくれるとは思うのですが。
カンファレンス
この開会式が終わるとちょっとした食事タイム。
こちらは選手優先というよりも偉い人、権力者優先的な文化があるのでVIPルームで食事が始まるわけです。
面白い経験とは考えつつもなんか歯がゆい感じもありますけどね。。
「ここはVIPしか入れない所だよ」と言われても、別に僕はVIPじゃないですからね。
たまたま今ネパールのナショナルチームコーチをしているだけという感じ。
選手を差し置いて僕がここで食事をするというのは個人的には気持ちがよかったとは言い切れません。
やっぱりプレーヤーファーストではないのかなと。
予想通りの停電
乾季のネパールにしては珍しく本日は雷がなるほどの大雨。
「あー、停電になるだろうな」と思って試合観戦。
まあ想像通り停電になりましたよ。
で、もちろんのごとく試合も一時中断。
写真で見るとそうでもないかもしれませんが、バドミントンをやるにはちょっと無理な明るさでしたね。
まあ想像よりかなり早い復旧で20分程度の中断でおさまりましたけど。
おそらくAPFの体育館だったからということもあるかもしれません。
他の場所ならもっとかかったでしょうね。
テーピングが珍しい
コート側から見ると僕はこの壇上で試合を観戦していたわけです。
来賓席といった感じですね。
たまたまこの時期にネパールのコーチをしていたからですね。
正直偉そうにここから試合を観戦するほどのことではないです。
さて、試合前に「足にテーピングをしてくれ」と言ってきた一人の代表選手。
こちらではテーピングを見ることがかなり稀なことで、他の人たちは凝視するようにテーピングを見ています。
まあ見栄えがいいからテーピングをして欲しかったというのもあるかもしれませんね。
真相はいかに。。笑
ナショナルチームのコーチとは思えない?
まあ風貌なんて基本的にどうでもいいと思っているし、基本的にはベースがバドミントンコーチというよりも旅人がベースになっているんで、
多くの人が想像するナショナルチームのバドミントンコーチとは風貌が違うでしょうが、コーチはコーチ。
でもシャツもジャージもバドミントンブランドのもの一つも持ってませんのや。
それに今日は大会視察だから完全私服。
一緒に写っている人はインターナショナル審判員の方で、日本で行われるジャパンオープンでも審判をやったことがあるとかなんとか。
基本的に日本人が行くと結構撮影を求められますね。
バドミントンでの日本人の見られる価値はネパールでは非常に高いです。
リスペクト日本人というところは正直あるかと思います。
明日明後日くらいから良い試合があれば動画の方もアップしていきます。