[3日目動画あり]バドネパール代表チーム。練習が始まったのにコーチが一人もいないよー

バドネパール代表コーチ

フルメンバーではないものの初めて始まった練習らしい練習。しかし練習が始まったのに監督、コーチは誰もいず。うーん、、、まあいいけどさー。

 

じゃ、あとはよろしくー!と、コーチがいなくなる。

はいはい。始まりましたよー。「あとよろしく!」どころか、

気がつけばコーチ陣どこにも見当たらない。みたいなww

いや、まあいいけどさ。

これが日本だったら、、とは多少頭は過るけど、ゆーても僕も結構な数の国を経験してきているので文化の違いや思想の違い、性格の違いなど各国様々なのを経験していますからねー。

いちいち腹を立てても仕方ないですし、勝手に好きなようにやらしてもらいますわ。

 

まずは一緒に同行している日本では理学療法士を行なっていて今回はフィジカルと筋肉ケアの担当をメインで行う山下君と色々練習メニューを考えた結果このようにまずはやっていこうとなりました。

英語ですがスンマヘン。

※山下君作成

まずはどのくらいの練習に耐えれるのか、どのくらいのレベルなのかを見極めながらではあるんですが、アップでどのくらいの心肺機能を上げてどこでマックスに持っていくか。

筋回復をさせるために、一週間の中でどこできついメニューをこなしてもらうか。

そんなことを色々と考えながらトレーニングメニューを作成したわけです。

僕自体はどちらかというと練習をやっている選手にテクニック的なアドバイスをする方が楽なので、このように細かく考えてくれるコーチがもう一人いるのは僕もやりやすいですね。

アップ系や筋肉系のメニューは主に山下君で、シャトルを使ったメニュー系は僕が取り入れてる感じです。

初日なんでまずは2時間半やることにしました。

 

初練習

初日のメニューはこんな感じ。

  • ジョグとストレッチを含めたアップ
  • シャトル置きトレーニング
  • 指示フットワークでフェイントを入れる
  • 基礎打ち
  • 3点1点のパターン練習
  • ダッシュ
  • クールダウン

まずは軽いアップから体を温めてもらってるんですが、コートでシャトルを打っているのは代表選手でもなく単なる遊びの人たちですからね。

代表も遊びも関係ない!

まあ僕程度がコーチに来ているわけですからそんなもんですよ。この程度でビビってはいけない。

もっと言うと体育館に犬も入って来ますからね。

こいつ↓

一応僕もが入ってくるまでは我慢しようかなと思ってます。

ちなみに、ネパールではこのように外にコートが沢山あるのでかなりポピュラーなスポーツで多くの人がバドミントンで遊びます。

アップとストレッチをやってもらいシャトル置きのトレーニングをしてもらいました。

僕の目的としては足腰周りのトレーニングはもちろんのこと、多くの選手がネット前でしっかりと足を伸ばしてそれに耐えうるお尻から足にかけての筋力がないんですね。

トレーニング不足は当たり前ですが一つ大きな原因の要素にそもそもが、外でバドミントンを始めるためコンクリートの上に砂がザラザラあるところからのスタートなので、

ネット前でしっかり足を止める動作を知らずに大人になっていると個人的に推測してるんです。

ですので、これを前10往復、サイド10往復、後ろ10往復やった時点で全員ヘトヘトといった感じ。

おい、はえーよ!!くたばるのはえーよ!!

と苦笑いしながら、ネパー語を交えてちょくちょく話しかけてコミュニケーションをとります。

 

フットワークと基礎打ち

ちょっとフットワークの画像はないんですが、まあだらだらとフットワークをする感じ。

コートいっぱいの幅を使ってフットーワークをする人がいないので、まずはコートの端まで使うことをちょくちょく口出ししながらアドバイス。

初歩の初歩ってところですかね。

これを読んでいる人も心当たりがあるならちゃんと端まで使ってフットワークしないと試合で使えませんよー。笑

個人的なことを言うともっとフィジカルや心肺機能を使ったトレーニングをガンガンやりたいんですが、彼らの今までの練習や国民性を含めいきなりきついことをやってもらうとついてこれない人も出ることも踏まえて、

それらは軽く行なってもらい、基礎打ちを行なってもらいます。

細かいことを言うなら伝えることは沢山あるんですができるだけ少なめに、多くても一人3つ以上はあまり言わないようにしています。

それ以上は無駄なアドバイスにもなるし、関係性の問題もありますからね。

 

ネパール選手はドロップが打てない

一人が1点でもう一方が3点を動くパターン練習。

ネパール人は皆ドロップショットが打てないんですよ。

なぜか球足の長いカットばかり。一旦練習を止めてドロップを理解してもらいました。

この動画ではドロップのメニューは入っていないんですが、まずは「ミスなしで3分間続けることを意識してちょんまげー」とアドバイス。

これどのスポーツも永遠の課題なんだろうけど、結局ミスしないことって普段の練習からいかに意識的にミスをしない練習をキープできるか何ですよねー。

僕もこれが現役の頃にできていたらもうちょっと成績よかったかなって思います。

まあ大半の選手は引退した後に大事なことに気がつくんですよ。それに現役中から気が付いている選手が一流になるわけですな。

 

代表チームのすご〜く楽な練習もほぼ終わり

まあ本当はノックを予定してたんですが、想像通りノックの羽が用意されていなくて今日のシャトルを使った簡単な練習はこれで終了。

今日は選手の見極めを兼ねての練習でもあったし、「日本の練習を教えて欲しい」というコーチ陣の要求もあったのでね。

なのに、何でコーチ陣一人もいねーんだよーww

と、考えても仕方ないことを考えながら最後に心肺機能に負荷をかけてもらう為ダッシュトレーニング。

さて大方予想はしているけど君らの体力はどんなものかと。

あれ?

って、おい!

2本しかダッシュしてねーのに死にそうになってるじゃねーか!!

と、言うことで当初のダッシュの本数予定を減らして本日のトレーニングは終了。

最後にクールダウンとケアの重要性を選手たちに強く訴える山下君が練習後のケア指導。

あまりこういった専門的なクールダウン方法やケアを知らないみたいでしたからね。

まあこれはネパール代表チームのコーチ陣も重要性を熟知というか気にしていないというかそんな感じなので、今の若い世代が理解してもらうことが大切でしょう。

 

3日目の練習を終えて

3日目の練習といっても今回が初練習みたいなもので、こちらとしてもまずはどんなものかという手探り感もありますしね。

僕自身バドミントンコーチとしては三流コーチですし、コーチという自覚よりも海外でバドミントンのコーチ経験を積みながら新しいジャンル(生き方)を形成している段階という意識の方が強いです。

ですので、日本でいるバドミントンコーチや監督の方と肩を並べるつもりもなければ同じコーチとしての枠で見られるのは本意ではありません。(しっかりコーチしている方々に失礼だと思っている)

でも、こうして久々にバドミントンを指導するというのは心の片隅に火が灯る感じはありますよ、やっぱ。

海外で行うからなおさら性に合っている(楽しさがある)のかもしれません。

フラフラ旅人ぶって街をほっつき歩いているのと、バドミントンを見ている時の目つきや気持ちが全く違うのも自分でわかりますしね。

自分に甘いくせに、選手に厳しいみたいなw

だから三流コーチなんです。

まあ三流ブロガー x 三流コーチ x 三流遊び人みたいなところっすわ。

で、練習終わって外でたら、

コーチみんなでお茶してたー!!

何してんねーんwww

おわり。

 

 

4日目の記事はこちら↓
[4日目]バドネパール代表チーム。昨日の軽い練習で筋肉痛って!どういうこっちゃー。
練習としては実質2日目。昨日行なった軽〜い練習メニューで筋肉痛の選手がちらほら。まあ代表選手といってもいわゆる強い国の代表レベルとはステージが違いますからねー。笑 昨日の練習なんてウォーミングアップだぜー!! と、言っても普段や...