話題先行型選手
すいませんね。話がいつも少し前の話題になって。苦笑
自分のバドミントンへのブランクもありますし年齢的なこともね。
話題先行型というのは決して悪い意味ではありません。
正直なところをいうと実力の前にバドミントン協会がプッシュアップしたんですね。
要は協会もバドミントンをメジャースポーツにしていくのにどうするか考えていたところにあの二人の登場ですよ。
実力的には世界で戦うほどの実力ではなかったはずです。当初はね。
でも先に話題が先行していったんですよ。裏には協会のブランド戦略もあったはずですよ。
ルックスもあるし将来性も高い
という目算が。
そしてその目論見通り彼女たちは話題先行型だったにも関わらず見事な成績を積み上げましたし
バドミントンという競技をメディアで取り上げられるように貢献しましたね。
話題が先行したからといって必ずしも実力が伴う保証はないのでやはりそこは本人たちの努力の賜物でしょう。
潰れる選手だってたくさんいるのが現実です。注目されるということはそういうストレスも付きまとうのです。
注目されることがメリットになればデメリットになることだってあるし、
必ずしも彼女たちが取り上げられることが本人にとって喜ばしかったかといえばそうではなかったかもしれませんしね。
スポーツ選手が注目されるのが嬉しいかといえば全員が全員ではないですよ。
それが嫌だという人も結構いるものです。誰とは言いませんが。笑
今は五輪で金メダルを取ったタカマツペアだってオグシオの作った道筋があったからからこその金メダルでしょう。
女子ペアは話題にしやすいお国柄
僕が選手だった頃から言われていたのは「オリンピックで優勝するとしたら女子ダブルス」
そんなことがよく言われていました。
どの種目も世界で戦うには厳しい時代ではあったのですが、その中で女子ダブルスだけが小さな芽を生やしていましたね。
男子に至っては全く世界で通用しない時代でした。
ああいう競技は女子の方が人気が出やすい国民性もあるんでしょう。面白いものですよ国民性って。
外国に行くとまた違うものですからね。バドミントン競技の注目のされ方って。男子が圧倒的に人気の国だってありますからね。
ちなみに、オグシオの前の話題になった女子ダブルスって誰か知っています?
ここで答えが出せる人は中々のバドミントン通ですね〜。
かつて三洋電機に所属していた中山・増茂ペアです。
オグシオの先輩にあたるペアですね。オグシオが三洋に入社した時には選手としてやっていたかいないかぐらいのとこなので
一緒に選手としてやっていたかはちょっとわかりません。
彼女たちも北海道旭川の全校生徒が数十人という小学校中学校が一緒の小さな学校で小学生からペアを組み始め
中学校はもちろん、高校、社会人、全日本総合とタイトルを総なめにしました。
オリンピックを目前に増茂さんが怪我をしてペアでの出場はかなわずに中山さんだけの出場になりました。
当時は彼女たちも今ほどの数ではないにしろバドミントンの女子ダブルスの知名度を上げた選手たちでした。
僕の中学校の監督が彼女たちの監督だったので学校は違いますが先輩にあたる方ですね。
お二人とも美人な方だったんで僕個人としてはオグシオより中山・増茂かな。笑
先輩推しで。
次の協会の戦略
オグシオが解散し後はイケシオになりましたね。
あれを見て「あー、そうきたかー」とネットニュースを見ていました。
まあ戦略としては成功したんじゃないかなと。
オグシオが解散するとその次の一手がない状態でしたからね。スポーツ選手ってタレントではないので、
中々キャラが立つ人っていないんです。キャラが立ってもそこに実力がともわなければいけないので。
2つの賜物を持っている人って簡単に見つからないんですね。特にこういうマイナースポーツの場合。
ですが彼らはうまい具合にマッチしましたね。同じ高校の先輩後輩というのもありましたし実力ルックス的にも。
協会も彼らの注目度を期待して、国内のミックスダブルスのランキングポイントも導入しましたからね。
協会の本気度がここに現れていました。
これら歴史を紐解くとタカマツペアの金メダル獲得までの道のりには裏での協会の見えない戦略がちりばめられていると思うと
これからもバドミントンを見るのに少し違った目で見れませんか?
競技だけでなくここまでのレベルに押し上げた経緯とか、協会の捻りに捻った戦略とか。
次にメディアで取り上げられる選手が出てきたら少し裏を考えてみてくださいね。
男子で強烈なキャラと実力のある選手が出てきたら面白いんですけどね〜。