[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”hassy.jpg” name=”hassy”]約10年前、南米を旅していた時に一緒に旅していた漫才師の相方が「世界一高い都市で世界一の漫才をやりたい!」と言いました。どうせやるなら本気でと、100回近くの練習を重ね僕たちは4000mを超えるボリビアの首都ラパスで日本人初の漫才をやりました。その結果は・・・[/speech_bubble]
世界一高いボリビアの首都ラパス
ボリビアで有名な所といえばウユニ塩湖。こちらね↓
そんなボリビアですが首都は4000mを超える天空都市。日本の富士山よりも高い場所にあるんですね。
そんな場所で元漫才師の当時の相方(写真右)が「世界一高い街で世界一の漫才がやりたいねーん!」と言い出す始末。
まあ漫才というのは日本人なら誰もが知っている通り一人ではできません。
と、いうことで自動的に漫才の相方をやらされる羽目になったわけですよ。
「まあどうせバカなことをやるなら本気で。」
僕たちはガチンコで100回近い練習を重ね完璧なネタを作り上げました。
標高が高すぎて一度のネタで息が切れる
富士山の頂上で漫才やったことある芸人さんっているんですかね?
今の所Google先生で検索してみてもそれらしいものは見当たらないのですが。
ではこれから富士山の頂上で漫才をする予定のある芸人さんにアドバイス。
1回のネタで「ゼーゼー」言いますよ!!
いや、これにはびっくり。当時26歳の僕たちでも年齢関係なく酸欠になりました。
漫才って実は中々の運動量なんでしょうか?
ラパスの公園でボリビア人相手に日本語漫才
まあスペイン語が使えても漫才ができるほど達者なものでもなく、ボリビア人を笑わせたいとかそんな高い目標でもなかった相方の夢は、単なる自己満足。
白昼堂々ラパスの中心にある大きな公園で僕たちはオール日本語で漫才をかましてきましたよ。
もちろん本気でバカなことをやるために。
「はいどーも!!」(手を叩きながら袖から中央へ)
「ブエノスディアス!!」(掴みはOK)
「南米か!」(タカ&トシの「欧米か!」をもじる)
「いやいや南米じゃないですかー!」(無駄にハイテンション)
とまあこんな入りからね。
公園内ののボリビア人は全員フリーズ。
犬の散歩をしていた人と犬までフリーズしてましたよ。
いや、そりゃそうだ。いきなり東洋人が白昼の穏やかな公園に大声でやって来たかと思えば、背の高い方は頭を叩かれている。
なんだこの東洋人は?!となりますわな。
女子高生が笑いだす
しかし漫才が進むにつれてベンチに座っていた写真の女子高生が笑っているのが見えたんです。
でもそれは漫才に笑っていたわけではなかったんです。
こいつらバカジャネーノwwwって。
僕もね、スペイン語は少ししか話すことできませんけど笑い方を見たらわかります。
だって、全然ボケてないとこで爆笑してるんですもん。
言い出しっぺの相方緊張のあまりネタを飛ばす
(↑ネタ合わせ休憩中のドヤ顔 笑)
まさかですよ、まさか。
言い出しっぺで、しかもM−1の予選にも出ていた相方がネタをすっ飛ばしたんです!!
僕の頭の中は「てめーこんなとこで緊張してんじゃねーよ!!」と思いながらもそのまま続けましたよ。
ネタ飛んで意味不明の内容のまま。
だってボリビア人に日本語全く通じてないからww
ネタが飛んだかどうかなんて全くもってどうでもいいわけです。
漫才を終えた相方、夢が叶って昇天
「いやー!!!夢が叶ったわー!!ムッチャ楽しかったー!!」
「ってゆーか、てめー何ネタ飛ばしてるんだよ!馬鹿じゃねーのか!お前の夢のためにどれだけ頭叩かれたと思ってるんだ!!!」
と、初めて漫才デビューした僕はブチギレ。
僕ぐらいじゃないですかね。初めての漫才をボリビアの首都で筆下ろししたのは。
と、まあこんなことやってましたね。
バカをやるなら本気で。遊びもやるなら本気で。
どうせバカなことやるなら中途半端にやるのはあんまり面白くないなっていつも思うんです。
どうせやるなら本気でバカしたいなって。
遊びも一緒。どうせやるなら遊びも本気で極めればそれは遊びではなく仕事になりますね。
これは特に今の世の中そうなりやすい時代になってきました。
ユーチューバーなんかが良い見本かもしれません。
まあこんな記事書いても何にもならないんですけど、どうせ自分のブログなんでこんな記事も書いてみたくなりました。
いや、つーか毎回こんな記事でブログ運営できたら楽なんだけどなー!!泣
漫才の仕事依頼受け付けます。(海外限定)
おわり。